Dizzy Sunfist×OVER ARM THROW@梅田CLUB QUATTRO

8月11日、Dizzy Sunfist ×OVER ARM THROW梅田CLUB QUATTRO

Dizzy Sunfist “THE DREAM IS NOT DEAD” TOUR 2017 FINAL

 
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18時を過ぎて程なくOVER ARM THROWのライブが始まった。「渋滞で大阪に着くまでに時間がかかってお尻が痛い」と繰り返すキクさん。「もし間に合わなかった場合はディジーと出番変わってもらおうかと思った」って洋平さんのMCは今日イチ笑った。そんなんあかんに決まってるやろ(笑)前のクアトロはNUBOのツアーで、その時は大雪で間に合いそうになくて途中で車を捨てたとか。「自分たちはバンドに憧れてバンドを始めて、そのうちスタッフやバンド仲間ができて…」という話をしている途中になぜかラップが始まった。「つまりは、つまりは、Dizzy Sunfist、フィスト、、」ってグダグダやんけ。ワンマンかな?って言いたくなるMCのノリ。うまいこと「夢は死なへん」にもっていって、そのまま最後まで駆け抜けるようにして終わった。

OVER ARM THROWのライブが終わった時に思ったことはひとつ。「Dizzy Sunfistはどうやってこのライブを超えていくのだろうか」ということ。
 
すぐに転換が終わって、Dizzy Sunfistの出番。OVER ARM THROWの時から密度の高いフロアだったが、それ以上の人の多さだった。着火するように119で始まる。「ヤーマン!今日は何の日?山の日!ヤーマンの日!」と元気に話すあやぺた。「前の前のツアーのクアトロはソールドアウトには及びませんでしたが、今日はソールドアウト!ありがとうございます!」この人の多さである。文句なしのソールドアウトだ。「それともう一つ!機材が全部返ってきました!機材が盗まれた時、うちこんなんやけど鬱っぽくなって。ほんまにどうしようかと思ったけど、みんながリサイクルショップの情報とか送ってくれて、無事に全部返ってきました!万全の状態でライブができます!」
「みんなそれぞれ不安を抱えてると思うんやけど、不安になるのはそれだけ真剣やからってことやと思うねん。やから、かっこよく不安と戦っていきましょう」新譜からNo One Knows。この曲は発売された時期の関係もあり、就職活動時に何度も聴いた。選考に行く前は必ずこの曲を聴いた。今も研究発表のこと、卒論のこと、この先のことで不安を抱えていて、だからこそどうしようもなく響いた。不安になるのが悪いわけではなく、真剣に向き合えている証拠だって言ってくれたことにホッとした。このバンドがいるなら安心して進んでいけると思った。その後のJokingがさらにグッときた。NEVERLANDとRaise your fist, Raise your voiceの流れは不意打ちすぎてひたすら嬉しかったし、Fly To The Moonはいやまさんが可愛かった。本当に可愛かった。「OVER ARM THROWと、目の前のみんなに向けて、仲間の歌!New World!」今日も仲間の歌は100点満点のかっこよさだった。
OVER ARM THROWはずっと大好きで、うちらにとったら神みたいな存在で。分かる?ボーナストラックに出てる人に会った時ですら『えっあの人ですか!?』ってなるくらいで。OVER ARM THROWは今アルバム作ってて、それができたらツアーやると思うねんけど、そこにうちらも呼んでもらえたら嬉しいなと思ってます」
「夢は諦めへんかったら叶うなんてそんなことを言いたいんじゃない。夢は諦めへん限り死なへんってことが言いたい!生きるために生きるより、夢のために生きる方が楽しくない?夢がない奴はうちらについてこい!夢は諦めへんかったら死なへんってことを証明し続ける!」これだからDizzy Sunfistについていきたくなる。夢があってもなくても、関係なく魅了される。
ソロなしのSHOOTING STARであっさり本編終了。
 
アンコール1曲目はまさかのYOUR CHOICE!これは予想外!そして「セキュリティが暇してんぞ!」と煽ってのSomeday。何度聴こうとこの曲が好きだ。FIST BUMPで締めて終了。
「まだRegretやってへんやん…」と思っていたら、ダブルアンコールでメンバーが登場してあやぺたが息を吸った。来ると確信した直後に「ワ~ィ」と歌い始め、Regretだと分かっていても身体が飛び跳ねる。しかし失敗したのでやり直し!ということでもう一度頭からRegret。これで本当に終了。
 
「次はアルバムツアーで会いましょう」と言っていたので、今からアルバムが楽しみだ。前回のツアーファイナルで「次のファイナルはなんばハッチ!」と言っていたのに今回なぜかクアトロだったので、次はなんばハッチで見られることを祈る。
12月まで長尺でディジーを見る機会が無いのが本当にさみしい。だけど、次に見る時にずっとずっと成長したDizzy Sunfistに会えると思うと楽しみだ。その時も今日みたいにかっこいい歌が自分の心に響いてほしい。そのために、かっこよく不安と戦い続ける自分でありたい。